労働市場の改革に向け、
失業給付や休業手当の仕組みを見直し、
働き手にリスキリング(学び直し)を
促す流れが加速します。
リスキリングは英語にすると
分かりやすくRe-skillingなので、
新たなスキルを習得することを
指しますが、政府は、現在とは
異なる職務や新たな分野のスキルを
獲得し、労働市場を活性化する狙いを
持っています。
ある意味、転職を容易にする流れです。
「新しい資本主義実現会議」では
海外の事例なども報告され、
デンマークでは手厚い失業給付が
失業率の高止まりを招いたこともあり、
リスキリングなどを受給条件とする
改革を2000年代はじめに実行し、
政府の支出の削減に成功。
(日経新聞より引用・画像も引用)
また、転職に向けた失業給付の
見直しも行われ、
現在、会社を自己都合で退職した場合には、
雇用保険(基本手当)の受給手続日から
原則として7日経過した日(待期期間)の
翌日から2か月間雇用保険(基本手当)を
受給できない期間(給付制限)がありますが、
これらを撤廃し、会社都合と同様にする
動きもあります。
転職する人は、自らやりたいことを
する人もいるわけだし、
すでに次の職場が決まっている
人も多い。
また給付日数も勤続10年未満であれば
90日なのでこの撤廃はあまり影響を
受けないのではないかと思いますが、
気持ちの面は非常に楽になりますね。
2ヶ月間収入が確保できない可能性があるのと
そうでないのなら、、、という考えもあります。
ただ、
国の給付金に頼らず、まさにリスキングをして
自らの力を高めることが本来の姿。
給付金が出るからというのも変な話。
スキルが自らの価値向上、
そして仕事の成果に繋がれば、
言うことなし。
福井の社会保険労務士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社