大塚家具 久美子社長が辞任へ
お家騒動問題で一躍有名?になった大塚家具ですが、
大塚久美子社長が12月1日付けで代表取締役と取締役を
辞任すると発表しました。
昨年、ヤマダ電機の子会社となり黒字化を目指していましたが、
4月から7月までの3か月間の決算で10億円を超える最終赤字を計上するなど、
厳しい状況が続いています。来年4月までの1年間の決算はやや改善が見込まれると発表
していますが、久美子社長自ら過去の業績に責任を取る形です。
コロナの影響も予想もされますが、競合のニトリは8月の中間決戦で過去最高の
営業利益となっています。(価格路線を変更したことによって競合となる)
巣ごもりで節約志向が高まったこともありますが、元々ニトリは
「おねだん以上」というキャッチで高品質で低価格の家具を販売しています。
大塚家具も近い価格帯を出してきていますが、高級家具というブランドは
なかなか払しょくされません。
一度ついたブランドを変えることは相当なもの。それにお家騒動が加われば、
お客様は離れていきます。だからこそ戦略ミスは業績に大きな影響を与えます。
当社のお客様は誰なのか。
経営の根本を間違えてはならないという教訓です。
業績の最終責任は経営トップ。
身が引き締まります。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社