最近、お客様のところでM&A案件が
急増しています。
事業承継や事業拡大など色々な
要素はありますが、買収を行う際に
人事労務デューデリジェンス(DD)
行います。
一般的にデューデリジェンスとは、
M&Aや事業承継を行う際に、
企業の監査として行われます。
主なものには、「財務」「税務」「法務」
などです。
これに最近は「人事労務」が加わり、
長時間労働や未払い残業代、退職金、
就業規則や賃金規程、育児介護規程、
労使トラブル、有給休暇の有無など
人事労務に関する問題がM&A、事業承継、
IPOなどに大きな影響を及ぼすものとして
注目されています。
いわゆる「負債」案件がないか
人事労務デューデリジェンスで
確認をするということですね。
特に未払い残業に関しては過去3年まで
遡れるため、未払いがないか確認するにも
膨大な時間がかかります。
労働時間を適切に把握していれば
問題がありませんが、把握していなければ
労働時間の把握から始まります。
実際に報告書を作ることで可視化する
「人事労務デューデリジェンス」
徐々に増えてきていますが、
これから更に増えそうです。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社