最低賃金、本日引き上げ

本日から福井県の最低賃金が954円から1053円に

69円引き上げられます。

すでに対応している企業も多いと思いますが、

締日の関係で10月給与から適用すると考えると

今月の給与計算では、単価アップと算定基礎

による社会保険料の変更など給与計算担当者は

いつも以上に気を張る月となりますね。

注意していきましょう。

 

今回の改定で

初めて1,000円を突破しました。

物価高騰や人手不足を背景とした今回の改定は、

労働者にとっては朗報ですが、特に中小企業や

非正規雇用が多い企業にとって、採用活動に

大きな影響を与える可能性があります。

 

 

1. 既存社員との賃金バランスの崩壊

最低賃金の引き上げは、既存の正社員や

熟練パート社員との賃金バランスを崩す

可能性があります。

賃金体系の改定が伴わない場合、

「新人と同じ時給では納得できない」

といった不満が生じ、モチベーションの低下や

離職につながるリスクがあります。

これにより、優秀な人材の定着が難しくなり、

対応することで、結果的に人件費が増大します。

 

2. 採用競争の激化

県全体で賃金水準が底上げされるため、

求職者はより高い賃金や好条件の職場

選ぶ傾向が強まります。

他社との賃金差が縮まることで、

単純な時給だけでは差別化できなくなり、

これまで以上に採用競争が激化し、

人材の確保が困難になる可能性があります。

社内の人間関係や仕事のやりがいなど

賃金以外の魅力をどう作るかも大事な

要素となります。

 

賃金以外の魅力というと

例えば、

【柔軟な働き方】

シフトの柔軟性、時短勤務、

テレワークの導入

【福利厚生】

充実した健康診断、食事補助、

特別休暇、委員会制度

資格取得支援制度、ワクワク社員旅行

【職場の魅力】

風通しの良い社風、人間関係の良さ

【キャリアアップ、人事評価】

独自の社員研修、明確な評価制度

など。

 

特にスキルや貢献度に応じた昇給制度や

社員研修は、会社の方向性を示す、

一体感をしますなど効果を発揮します。

このような制度は定着率向上に役立ちます。

 

時代の変化を見据え、変化する企業。

変化に対応するからこそ生き残って

いける。

 

福井の社労士

シナジー経営社会保険労務士法人

シナジー経営株式会社

 

 

 

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