最低賃金審議会で議論開始。
昨日ブログでも書きましたが、
中央最低賃金審議会が25日開催され、
全国平均1,004円を1,050円にする
案が提示されたようです。
物価上昇などの背景などを
考えるとある程度のアップは
仕方がないと考えますが、
アップ率にすると4.5%。
2024年度の春闘では5%を超えたことを
見据え、5%程度引き上げたい狙いが
あります。
5%となると50円アップとなり、
2023年を上回るアップ額となりますね。
人手不足と賃金アップ。
4月に昇給したけど、10月にもう一度引き上げ
という会社も出てくる可能性もあります。
50円引き上げが攻防ラインという話もあり、
特に中小企業では価格転嫁ができないと
厳しい状況にあることは間違いありません。
価格の見直し、生産性向上、人件費再考など
夏から秋にかけて経営資源の投入が
見込まれます。
労務管理が適切に行われている企業では
業務改善助成金や働き方改革推進助成金、
キャリアアップ助成金など上手に活用し、
賃金アップの一助にする方法もあります。
助成金を活用する場合は
専門家にご相談ください。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社