先日、クライアント社長と昇給についての
シミュレーションを行っていました。
昇給率が良く言われますが、中小企業では
率ではなく額で判断することは良くあります。
額で判断し、結果として全体平均3%の
昇給になるということです。
昇給の際には人事評価が伴います。
仮にA評価の人がいれば、
等級ごとに違いますが、
20,000円昇給する人もいれば、
15,000円昇給する人もいる。
B評価だと8,000円、5,000円の昇給。
C評価だと4,000円、3,000円の昇給。
Ⅾ評価だと2,000円または現状維持。
と等級に応じて額は変わります(又は率)。
ここに物価高騰分をどう上乗せするか、
また業績の部分をどう上乗せするか、
業績が厳しいと調整するかと
なってきます。
物価高騰や賃上げムードの中
賃上げをしたい経営者が多いのは事実。
しかし、現実的に価格転嫁が進んでいない、
業績が厳しいと頭を抱える中小企業も多い。
昇給や賞与の際には人事評価の結果を
丁寧に伝えることが大事。
特に多様性の時代、伝えないと伝わらない。
そして将来に向かってどうするか、
どう関わっていくか。フォローするか。
伴走しながらともに成長する。
ここには現場のリーダーの育成が不可欠。
リーダーが不在だと人事評価が形骸化する。
リーダーの育成は、中小企業の大きな課題
であり、リーダーの成長と共に組織が
成長することは間違いない。
教育はすぐには結果が出ないから
投資の判断が難しいと言われます。
だからこそ、気づくと大きな差となっている。
福井の社労士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社