ここ最近、新入社員研修ラッシュですが、
新入社員研修で伝えていることの一つに
「給与明細書の見方」があります。
給与明細書は最近紙でもらうことも減り、
webやアプリで確認することも多いわけ
ですが、労働者が一番気になるのは
やはり「手取り」。
その額が現金だったり、銀行や
電子マネーに振り込まれるため
給与明細書を確認せずに
通帳だけを見るとその額が給与だと
勘違いする場面があります。
(給与には違いないですが、どこを指すか)
給与の仕組みを理解することで
この勘違いを減らすことができます。
給与は一般的に次のような構成となっています。
総支給
・基本給+●●手当+交通費=200,000円
控除額
・健康保険料 1,007円
・厚生年金保険料 18,300円
・雇用保険料 1,200円
・所得税 4,050円
振込支給額
・175,443円
社会保険料は何に使われるのか、
雇用保険料はどういったものなのか。
所得税とは、
会社が負担する社会保険料とは。
など説明することで給与の仕組みを
理解することができます。
もう10年ぐらい前でしょうか。
居酒屋さんで新入社員同士が
話をしている声が聞こえてきた時、
年収の話をしていて、その計算方法が
「手取りがいくらだから、年収は●●●万円」
と答えていたのが衝撃的でした。
そっか、ここを説明しないと、本人にとっても
その会社にとってもよくないなと思い、
そこから新入社員研修の際には給与の仕組みを
話するようにしています。
仕事も社会の仕組みもひとつひとつ
覚え、ぜひ活躍してください。
期待しています。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社