日経新聞に技能実習生の失踪が最多
という記事が載っていました。
建設や製造、飲食をはじめ、
技能実習が認められている業種には
ベトナム、フィリピン、中国、
インドネシア、ミャンマー、タイなど
今や様々な国の方が活躍しています。
”入管庁によると23年の失踪者は
9753人で前年より747人増えた。
22年末時点の在留実習生と23年の
資格取得者を合計した約50万9千人
に対し、失踪者の割合は1.9%だった。
19~23年の失踪者4万607人のうち
75%に当たる3万631人は既に出国
したり摘発されたりして所在が
判明している。
それ以外の9976人はどこにいるか
分かっていない。”
(日経新聞記事より引用)
居場所がわかっていない、
つまり不法滞在として
扱われている方もこんなに多いんですね。
仕事柄、入退社の手続きや給与の確認
などを行っているため、技能実習生の
失踪にはよく出会います。
(表現は良くないですが)
失踪の原因で一番考えられるのは
「賃金」。
法務省が行った調査でも「高賃金」
職場への異動が大きいと分析しています。
それ以外にも
労働条件や人間関係、ハラスメントなどで
失踪する案件も一定数あると
言われています。
技能実習から一定の要件を満たせば
転職できるようになる育成就労の導入は、
人手不足や失踪に歯止めがかかると
言われていますが職場環境の
改善も大事な経営課題。
失踪はつらい。。。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社