雇用調整の状況今だからこそ、ミライを考える

6月に入り、経済回復に向けて徐々に動き出している事業所も多く、私たち社労士事務所も

精一杯のご支援をさせて頂いていますが、ご相談で多いのが「雇用調整」についてです。

 

雇用調整とは、新型コロナウイルスの影響により、売上が見込めず(減少し)先行きが不透明な場合、

それに合わせて雇用の量を調整することを指します。言葉としてはきついですが、解雇や退職勧奨、雇止め、

また労働条件の変更などがあります。

 

厚生労働省も昨日ホームページで現在の状況を公表しました。

新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響に関する情報について、

全国の都道府県労働局及び公共職業安定所(ハローワーク)を通じて事業所に対する任意の聞き取り等により

把握した状況を取りまとめ結果は、

5月 29 日現在、雇用調整の可能性がある事業所数は 30,214 事業所、

新型コロナウイルス感染症に起因する解雇等見込み労働者数は 16,723 人。

また、前週からの増加分は雇用調整の可能性がある事業所数が 8,155 事業所、解雇等見込み労働者数は 4,811 人。

 

雇用調整が必要な業種の上位は

・製造業

・飲食業

・小売業

・サービス業

・宿泊業

・建設業

・卸売業

・理容業

・道路旅客運輸業

・医療福祉

となっています。

 

また福井県内の状況を見ると

 

 

 

 

 

 

 

(ちっちゃくてすみません・・・)

雇用調整の可能性事業所が638あり、解雇等が29人です。

解雇は最終手段ですが、経済への影響がさらに深刻になれば、

自社への影響がこれ以上続けば、必ず労務問題は増えます。

当社へのご相談もすでに増えています。

その時大事なことは労務問題への対応。

大変なのは労働者も同じ。普段はトラブルにならないケースもトラブルとなります。

そのため今できることは、自社の労務体制をチェックしておくこと、

問題となる点はないか、就業規則や雇用契約書上で確認しておくことです。

また未来のことを考えること。会社の将来をどうしていくのか、

どんな体制を取っていくのかを示すことです。

 

来週、6月11日(木)13:30より、それらのことを話し合う

ミライ人事塾を開催します。無料です。ZOOMでの開催となりますので

ぜひご参加ください。一緒にミライのことを考えましょう!

お申込みはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福井の社会保険労務士

北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社

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