長所を伸ばすのと短所を直すのとどちらがいい?
この質問に
日本人の70%が「短所を直す」と答えたデータがあります。
長所はいわゆる得意なこと、武器です。
短所は苦手なこと、できないことを指しますが、
短所は自分が気になっていることも多いですから、このようなデータ
が出るんですね。
でも、
どちらに力を入れるかというと間違いなく長所を伸ばすことです。
長所は自分の得意なこと、好きなこと、認められていることが
多いのでやっていても楽しいですし、効果も現れやすい。
要はどれだけ自分の武器を持っているかということです。
武器ができれば短所をカバーすることも可能です。
スポーツの世界でみるとわかりやすいですが、いわゆる野球の
代走要員や代打要員、守備固めなどは典型的な強みを伸ばす作戦です。
代走は足が速いという強みをここぞという時に投入し、得点力を
上げようという試みです。ジャイアンツの鈴木尚広選手はそのような
選手でした(代走の専門でパッと浮かんだのが鈴木選手でした)
プロ野球選手ですから打撃ももちろん高いレベルですが
もっと上のレベルの人はいるし、それよりも足の速さは群を抜いていた。
そこに注力したということですね。
このイメージって大事です。
「◯◯といえば」
で出てくるのはその人の強み、長所そのものだからです。
だからこそ自分の強み、武器を持つことが仕事でも交友関係でも
大事なこと。
「強みがない」
と自分を謙遜する人もいますが、間違いなくあります。
会社であれば、その強みを見つけてあげるのが上司の役目。
強みを伸ばす。それが自信にもなるし、成長にもつながる。
派手とか地味とか関係なく、自分の強みはこれですと
言えるようになってほしいな。
大丈夫、きっとあるから。
【補足】
もちろん、短所もできれば平均並みにはなった方がいいですが、
それでも苦手なことはなかなかできないこともあります。
ただ、チャレンジしてみると案外できた、改善された、平均並みとなった
ということもありますので、まずは全力でチャレンジすること。
そこからです。自分の可能性が広がるかもしれません。
ずっと経理をやってきた人(営業には向いていないと思っていた人)が
人手が足りなくなって営業に回ったところ
データを駆使した提案がお客様に好評でトップセールスマンの仲間入りした
ということもありますので、案外わかりませんよ。。。
自分の可能性を自分で閉じ込めているだけかもしれません。