コロナ禍でも増加!増えた業種は?
経済が徐々に回復に向かっていますが、まだまだ厳しい業界も存在します。
そんな中、総務省統計局が発表した最新の「労働力調査(2020年9月)」では、
働く人が増加した業種が発表されています。
増加率ランキングでは、
1位:不動産業,物品賃貸業(前年同月比11.6%増、15万人増)
2位:金融業,保険業(同11.3%増、19万人増)
3位:情報通信業(同8.6%増、19万人増)
4位:教育,学習支援業(同3.7%増、12万人増)
5位:医療,福祉(同2.1%増、18万人増加)
え??
不動産業の増加が1位?首都圏を中心にテレワークが推進され、
オフィス離れが進んでいるんじゃないの?と思いましたが、
色々と調べてみると、オフィス貸しは確かに厳しい状況ですが、
不動産投資やマンション購入は活発的に行われているようです。
これはコロナ禍をきっかけに在宅勤務を経験し、
「通勤時間の無駄に気づいた」という高所得者層を中心に、
都心の好立地のタワマンなどの人気が再燃していると言われています。
そのため、不動産業,物品賃貸業の増加率が高いということですね。
また、「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」によると
在宅勤務の導入率が高い業種ランキングでは、
在宅導入率ランキング
1位:情報通信業(83.1%)
2位:教育学習支援業(68.8%)
3位:金融保険業(58.7%)
4位:不動産業(45.2%)
5位:製造業(42.2%)
となり、ITリテラシーが高い(最近、リテラシーという言葉を使っています)業種は
テレワークや在宅勤務が進んでいる傾向ですね。
当然と言えば当然ですが。。。。
業種業態によって人材へ投資するか、ITに投資するかは経営判断。
いずれにしても未来を見据えた決断は資源をどう活用するかによります。
大事なことですね。
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福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社