「40~60代の管理職、役員が20代の頃に
体験したこと」としてスコラ・コンサルトが
「組織に関するアンケート調査」の結果を発表
しました。
それによると、
・「上司や職場の人とお酒を飲みに行く
機会が頻繁にあった」(46.7%)、
・「職場では残業や休日出勤が当たり前
だった」(46.7%)、
・「喫煙所で雑談している人がよくいた」
(45.0%)、
・「困難な仕事を乗り越えて成長できた」
(40.7%)、
・「上司や先輩の『パワハラ』が当たり前に
あった」(35.8%)
が上位に挙がっていました。
私も40代なので、あるあるですよね。
世の中の流れなので今と昔は違うと
認識することが必要ですが、
程度問題はどの職場にもあるとはいえ、
今の20代はこういう内容を受け入れない
傾向が強いと感じています。
(人によりますが傾向として)
一方、「40代~60代の管理職に20代の若手社員を
マネジメントする際に、困難と感じていること」
については、
・「『パワハラ』にならないよう、部下と接する
際に気を遣うことがある」(37.0%)
・「『セクハラ』にならないよう、部下と接する
際に気を遣うことがある」(25.9%)
・「部下の中でも価値観が多様であり、
一律の対応が難しい」(25.4%)
・「仕事のプレッシャーに対してストレスを
感じやすい部下がいる」(24.7%)
・「モチベーションを高めることが難しい
部下がいる」(23.7%)
という結果となりました。
管理職の意識をアップデートすることが
必要なのは言うまでもありませんが、
一人一人の部下と向き合うこと、
部下に応じたマネジメントを行うことが
求められています。
どうしたら共に成長していけるかを
考えることですよね。
ここが自分が20代に受けた教育や環境と
違う大きな点かもしれません。
その他、各年代から20代・30代に
こういう声も上がっています。
・「先輩に仕事を押し付けて自分は
定時で帰る姿に驚いた」(20代→20代前半)
・「先輩との会話の最中の相槌として
『うん』という子が多い」(20代→20代前半)
・「無断欠勤、欠勤連絡をLINEでする」
(40代→20代)
・「社内のルール上決められている手続きを
『タイパが悪いからやりたくない』と拒否」
(30代→20代)
・「きびしくすると直ぐやめてしまう」
(50代→20代)
・「責任者になることを極力避けようとする
傾向がある」(50代→30代)
・「新人が突然退職代行で会社を辞めた」
(50代→20代)
・「指示待ちで自分の考えで業務を進めようと
する姿勢がない」(40代→20代)
・「カラコン、ネイルアートで出社するのは、
どうなんだろう」(50代→20代)
・「新入社員が会社の飲み会に参加しない」
(60代→20代)
能力が高い20代、30代も多い中、
考え方や行動にギャップを感じることは
あります。
その場合、必要な指導を行うことも大事ですし、
考え方を聞くことも大事。
価値観の押しつけはいけないし、
価値観の押し付けられるのもよくない。
大事なのは、やはり対話。
自分はこう思う。あなたはどう思うという
対話。
お互いの考え方を共有することで
前に進むことが必ずある。
年齢を重ねる、人の上に立つ、
常に勉強です。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社