7.5.3現象と聞くと
人事の方は思い当たる節がありますよね。
厚生労働省は、新規学卒就職者の就職後3年以内の
離職状況についての結果を公表しました。
これによると
新規学卒就職者の就職後3年以内離職率
( )内は前年差増減
【 中学 】 55.0% (▲4.8P)
【 高校 】 36.9% (▲2.6P)
【 短大など 】 41.4% (▲1.6P)
【 大学 】 31.2% (▲1.6P)
という結果となり、大卒と短大卒に関しては
そこまで大きな変化はありませんが、
高卒と中卒に関しては改善がされています。
事業規模別でみると
■ 新規学卒就職者の事業所規模別就職後3年以内離職率 ( )内は前年差増減
[事業所規模] |
【 高校 】 | 【 大学 】 |
5人未満 |
61.9% (▲1.1P) |
56.3% (+0.2P) |
5~29人 |
52.8% (▲2.8P) |
49.4% (▲1.7P) |
30~99人 |
44.1% (▲2.4P) |
39.1% (▲1.0P) |
100~499人 |
35.9% (▲2.2P) |
31.8% (▲1.2P) |
500~999人 |
30.0% (▲2.5P) |
28.9% (▲1.0P) |
1,000人以上 |
25.6% (▲1.8P) |
24.7% (▲1.8P) |
となっており、1~29人の規模が一番離職率が
高い結果となっています。
労務管理や教育体制などがまだまだ改善の余地が
あるゾーンということでしょうか。
確かに当社のお客さまでもこのゾーンのご相談は
多いです。
徐々に体制を整えていく。せっかく入った新卒社員。
定着・戦力化に向けて大事にかつ厳しく育てる。
考える部分がありますね。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社