令和4年度の厚生労働省管轄の
助成金情報が公開されています。
主に雇用・労働分野の助成金が
記載されていますが、
政府は
・雇用の安定
・職場環境の改善
・仕事と家庭の両立支援
・従業員の能力向上
・生産性向上
を目的として助成金活用を薦めています。
なかなか全部を読み解くのは困難だと思いますが、
助成金は国のお金（雇用保険料が財源）を
使用するので、国の政策を理解し
取り組むことが必要です。
特に最近は時間外労働が適切に支払われているか
についても厳格な調査が行われます。
・労働時間を把握しているか（タイムカード等）
・時間外労働について未払いがないか
（30分単位等で切捨てていないか）
・時間外労働の単価が間違っていないか
（手当を除外して計算していないか）
・振替休日が法定通り行われているか
（週をまたぐ振替は割増賃金の計算としているか）
など
「助成金は簡単に取れる」というのは、
営業トークで、適切な労務管理を行っていなければ、
手間はかかります。
そこまでしなければいけないの？
という声も聴きます。
逆に適切な労務管理を行っている事業所は
それほど難しくない。
ただし、制度を導入する目的、意図を理解しないと
助成金に苦しめられることになります。
会社の成長発展のために活用する助成金。
ぜひ理解して導入しましょう。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社
