福井県の令和5年度の最低賃金が過去最高の
43円アップの931円で決着しました。
引き上げ率は4.84%で、福井県は3区分で
分類されている中でBランク(40円アップ目安)
ですが、Aランク(41円アップ目安)のアップ
を上回る額となりました。
今回の大幅なアップの背景には福井県の
杉本知事が北陸3県で賃金格差が無いように
と発言したこと、福井県の6月補正予算で
賃上げに関する補助金を創設したこと
などがあげられます。
ちなみに北陸3県の最低賃金は、
福井:888円→931円 決着?
石川:891円→931円?
富山:908円→948円 決着?
となっています。
なお、東京都の最低賃金は、
1072円→から41円アップの
1113円に決着する見通し。
適用されるのは10月1日。
予想よりも大きくアップする
最低賃金ですが、
これから10月に向けて
賃金の見直しなど大きく
見直す会社も出てきます。
また賃上げすることで
年収の壁の問題も出てくるため
労使ともに頭を悩ますことに
なります。
年収を抑えるためには労働時間を
抑えるしかない・・・。
また人手不足の中、今後の
募集賃金にも変化するため、
中小企業にとって、
ますます体力勝負となります。
業務効率化、生産性向上だけでは
厳しく、値上げも更に増えるかも。。。
一時的な施策ですが、参考に。
業務改善助成金を上手に活用するのも
ひとつの方法です。
福井の社会保険労務士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社