「100年開かなかった扉が開く」
仙台育英、白河の関越え、
東北勢として春夏通じて
初の甲子園初優勝。
おめでとうございます!
宮城・仙台育英と山口・下関国際
の決勝は、仙台育英が8-1で勝利。
決勝まで両チームとも本塁打が
なかったわけですが、
まさか決勝で満塁本塁打が出る
というドラマ。
そして層が厚いと言われる投手陣で、
左腕の斎藤蓉投手から
右腕の高橋煌稀投手の継投で
1点に抑えての優勝。
素晴らしい、継投でした。
今大会登場した5人の投手全員が
140㎞を超えるボールを投げます。
凄い選手層だなと思います。
(写真は共同通信社より)
東北勢が甲子園決勝に進むのは、
第1回大会の1915(大正4)年の
秋田中(現秋田)に始まり、
春夏通算で今回で13度目。
過去12度はすべて敗れて
準優勝に終わっていました。
(準優勝でも素晴らしいけど、
やっぱり目標は優勝です)
東北勢と言えば、
ダルビッシュ投手や大谷投手
菊池投手、佐藤投手など
思い出しました、、、。
そして、今回107年かけて東北の
玄関口とされ、要衝に設けられた
関門として歴史上名高い
「白河の関」を突破。
悲願の初優勝を果たしました。
仙台育英の須江監督のコメントも
素晴らしい。(以下、朝日新聞より)
――初優勝おめでとうございます。
宮城のみなさん、東北のみなさん、
おめでとうございます!
――ゲームセットの瞬間、少し目元を
おさえていらっしゃいました。
どんな思いですか。
100年、開かなかった扉が開いたので、
多くの人の顔が浮かびました。
――宮城のみなさん、東北のみなさんの夢、
かないましたね。
準決勝、勝った段階で、本当に東北や宮城の
みなさんからたくさんのメッセージを
いただいて、本当に熱い思いを感じていたので、
それに応えられて何よりです。
――今日の決勝でもすばらしい
バッティングでした。2巡目に入った
ところから、相手の変化球を積極的に
振っていったようでしたが、どんな狙いでしたか。
前半は(下関国際の)古賀君もすごい良い
ピッチングをしてたので、
焦りはありませんでしたけど、
本当に翻(ほん)弄(ろう)されている
感じでした。
でもここまで、宮城大会の1回戦から
培ってきた、今年の選手のできること、
自分たちが何をやってきたのか、
本当に立ち返って、選手自身が
よくやってくれたと思います。
――強力な投手陣5人を擁して、
この甲子園でも継投で優勝まで至りました。
今日は本当に斎藤(蓉)がよく投げてくれて。
でも県大会は投げられない中でみんなで
つないできて、つないできて、
最後に投げた高橋も、今日投げなかった
3人のピッチャーも、スタンドにいる
控えのピッチャーも、みんながつないだ
継投だと思います。
――今年の3年生は入学した時から、
新型コロナウイルスの感染に
翻弄されてきました。
それを乗り越えての優勝。
3年生にどんな言葉をかけたいですか。
入学どころか、たぶんおそらく
中学校の卒業式もちゃんとできなくて。
高校生活っていうのは、僕たち大人が
過ごしてきた高校生活とは全く違うんです。
青春って、すごく密なので。
でもそういうことは全部ダメだ、
ダメだと言われて。活動してても、
どこかでストップがかかって、
どこかでいつも止まってしまうような
苦しい中で。でも本当にあきらめないで
やってくれたこと、
でもそれをさせてくれたのは僕たちだけ
じゃなくて、全国の高校生のみんなが
本当にやってくれて。
例えば、今日の下関国際さんもそうですけど、
大阪桐蔭さんとか、そういう目標になる
チームがあったから、どんなときでも、
あきらめないで暗い中でも走っていけたので。
本当に、すべての高校生の努力のたまものが、
ただただ最後、僕たちがここに立ったと
いうだけなので、ぜひ全国の高校生に
拍手してもらえたらなと思います。
涙腺崩壊です。。。。
自分たちの選手だけでなく、
全国の高校生に向けてのメッセージも
優勝インタビューの時に話をするって
本当に近くで苦しんで、
乗り越えようとしてきた高校生たちを
見て来たから出てきた言葉なんでしょうね。
頑張ってきたことが報われる、
報われないは確かにあるけど、
やってきたことは確実に自分の血となり
肉となる。それを見ている人はいる。
素晴らしい仲間と素晴らしい恩師
そして支えてくれた家族、地域の人と
共に野球が出来たことが
ホント素晴らしいです。
人生の宝ですね。
やっぱり高校野球は素晴らしい。
会社のチームづくりの
参考になりますね。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社