仙台育英 須江監督のデータ重視

メルマガで反響があったので、

ブログでも記載します。

夏の甲子園大会で、仙台育英が優勝し、

須江監督の感動スピーチが共感を

得ていますが、

私が注目したのはデータ重視野球。

 

野村ID野球を知っている方は

往年の野球ファンだと思いますが、

須江監督も選手たちのあらゆる

データを取り、分析をして目標設定を

定めたようです。

 

選手時代、ベンチ入りできなかったことも

あり、「メンバー入りするために何が

足りないのか」と悩み続け、

指導ではデータを重視して走塁や

スイングスピードなどを細かく測定、

選手それぞれの実力や目標値を丁寧に

説明して練習させていたようです。

 

チームの目標は、「日本一」。

そのためには、どのような選手が

ベンチ入りメンバーに必要かという

指標を出す。

 

例えば、1つの指標が失点の

マネジメント力。

相手の戦力との比較で、

自チームの投手力と守備力によって

どの程度の失点に抑えられるかを

見ていきます。

投手の球速目標値は140キロ。

だからこそ、140キロ超えの投手を

5人も揃えられたんですね。

 

また、「日本一」になるためには

攻撃力も必要ですが、

打者をA~Eの5つにタイプに分け、

それぞれの特徴を掴んでいるようです。

例えば、Aは出塁重視型でカウントに

よってスイングしないなどの

規制をかけたり、待ち球が戦略的に

考えられる選手。

真逆のEは限りなく長打型の

スラッガータイプ。

Cはその中間にあたるアベレージ型。

BとDは両隣のタイプの中間です。

さらにBの中にも「A寄りのB」と

「C 寄りのB」があるとか。

(コメントはベースボールクリニック参照)

 

すごい分析力ですね。

そして選手たちは、

次のステージを見越して、

誰もがCタイプを目指していきながらも、

その時点で、ゲームで活躍するための

自分の色を「僕はC寄りのBタイプ」

「僕はEタイプ」などと自己決定

しているようです。

 

選手にとってのメリットは

数値によって自分の現状を

知ることができるので、

やるべきことが明確になり、

目的を持った練習が可能に

なることです。

逐一、指導者が練習メニューを

提示しなくても、自分が目指していく

スタイルに必要なフィジカルとスキルは

何であるのかを選手それぞれが理解できる。

目標を示しながら、自己決定もさせる

ということですね。

 

目標値にはスイングスピードは、

強豪校レギュラーメンバーだと120キロ/h。

ベースランニングで1周、15秒台など。

 

練習や試合では以下のようなものも

常備しており、ここまでやると選手たちも

わかりやすいですね。

★スマホやタブレット

★ビデオカメラやハイスピードカメラ

★スピードガン

★ストップウォッチ

★センサー式タイム測定器(光電管など)

★トラッキングシステム

★動作解析など選手データを可視化

するためのアプリやサービス

★スコア管理や試合における戦略分析系の

アプリやサービス

 

また、初球ストライク率、

変化球ストライク率、

ゴロ率、フライ率なども

数値化し、

試合ではこれらのデータから

ゴロが多い選手が打席にいれば、

一塁走者を進めるのにバントの

サインではなく、ヒットエンドラン系の

サインを出す。

その方がチャンスが広がる可能性がある

ということですね。

 

このように活用すると成果も見えやすく

なりますね。

選手たちも信じて前に進む。

仙台育英の須江監督 データの活用が

素晴らしいです。

 

福井の社会保険労務士

北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社

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