社員が育つ考え方の一つに水槽理論というものが
あります。
元気のない魚を水槽から取り出し、治療を加え
水槽に戻したとしても、水槽の水が濁っていれば
(水槽環境が悪ければ)また同じように病気になります。
これらを会社に例えると病気になった社員がいた場合、
社員に治療を加えて、職場復帰したとしても本来の
病気の要因である職場環境が変わっていないと
また同じような病気になる可能性があります。
人が定着しない、人が育たない、問題視される行動を
起こす社員がいる場合も同様です。
つまり、水質である職場環境を変えないと
社員が上手くパフォーマンスを発揮できない
ということにつながります。
社員に目を向けるのではなく、現場に目を向ける。
職場環境であればトップの意識改革や自らメスを入れて
問題個所を改革します。
働く社員の意識が定まっていないのであれば、
ビジョンを掲げ、どのような社員と一緒に仕事を
したいかを明らかにします。
(ミッション、ビジョン、バリュー、行動指針)
この辺りを整備することで社員のパフォーマンスが
大きく変わった組織もたくさんあります。
昨日、日本商工会議所青年部(日本YEG)
吉川正明会長の講演の中で触れていた水槽理論。
まさしくそうだなあと実感しました。
当社もさらに良い組織にするために水槽理論の
考え方を改めて取り入れ、実行していきます。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社