男女の賃金格差について日本経済新聞が
厚生労働省のデータベースに開示した企業
約7100社(300人以下の企業含む)を分析した
結果、全労働者の格差は30.4%だったと
発表しました。
30%というと、男性の年間平均賃金を100として
女性の平均賃金の割合を計算し、両者の差を
格差として定義。
男性の賃金が100万円で女性が70万円の場合、
格差は30%となります。
主要32業種で全労働者の格差を分析すると
金融・保険(39.9%)が最大。
同業種では女性の賃金は男性の6割に
とどまっていますが、仕事内容や
地域限定社員、管理職などにも
影響するため、個別個別で判断する
必要があります。
一方、医療・福祉(22.2%)や
情報・通信(23.2%)など、
男女の仕事内容の差があまり大きくない
業種は格差が小さいデータとなっており、
業種・職種による差はありそうです。
分析によると
格差の要因として「女性管理職比率の低さ」
を挙げる企業が目立っています。
男性・女性の管理職というのは
本来議論が違う所で、能力や成果で判断すべき。
とは言いながらも社風や文化なども
多少影響している部分はあります。
キャリアパスを示して、何を目指すのかで
当然賃金は変わってきます。
福井の社会保険労務士
シナジー経営社会保険労務士法人
シナジー経営株式会社