11月に入ると賞与のご相談も増えてきます。
今年の賞与額はどうしたらいいの?
他の企業はどうなの?
というご相談も多くあります。
賞与は業績に応じて社員の頑張り(貢献)や
目標達成状況、勤務態度に応じて分配するもの
ですが、会社によって支給基準が異なるのも
特徴の一つです。
自社独自の人事評価制度を用いて賞与を算定している
企業も多いですが、今年の賞与額の傾向はどのような感じに
なるでしょうか。
ヤフーニュースでは
労働組合で作る団体の集計によると
「2021年の冬の賞与の平均は、去年と比べて56,000円以上
プラスになる」
と発表されていました。
労働組合がある会社は、
1000人以上の企業で41.8%
100~999人の企業で11.3%
99人以下は0.9%
ですので、ほとんどが大企業のデータであるという
ことがわかります。
とは言いながらも、コロナ禍で大きく下落した
昨年よりはアップ傾向ということですね。
(コロナ前の水準には平均8万円ほど足りない)
社員とすると期待値アップ!!ですが
これは業界全体にもよるものなので
自社の業界や地域なども含めてみる必要があります。
組合の発表では、
産業別で製造業、運輸・通信業、卸売・小売業では
去年を上回る。
社会福祉・介護や医療、マスコミ関係では去年を
下回る。
とされています。
先日もある社長と賞与の話をした際に
会社の業績、個人の貢献度を明確に定めたい
とおっしゃいました。
人事評価制度の打ち合わせを行う際には
賞与のシミュレーションも合わせて行います。
賞与支給の季節。
賞与の額が増えるのは社員も社長も嬉しいはず。
そのための基準は必要です。
この時期、人事評価制度を見直すきっかけにしてください。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社