今年の10月にも引き上げられた
雇用保険料率ですが、
政府は、2023年4月より再び
引きあげる方向で最終調整に入りました。
新型コロナウイルス感染拡大に
伴う雇用調整助成金(雇調金)の
特例措置により給付が膨らみ、
財源が逼迫しているため、
1.35%に抑えている保険料率を
原則の1.55%に戻すようです。
(写真はNHKより)
現状は、一般の事業で
労働者負担が0.5%
事業主負担が0.85%
で合わせて1.35%ですが、
これが1.55%になります。
引き上げが検討されているのは、
失業等給付部分。
主に失業した時に出る給付金です。
積立金に余裕があった時期に
保険料を引き下げていましたが、
財源が厳しくなり、今までの特例措置を
元に戻すようです。
失業等給付は労働者、企業側共に
負担しているものなので、お互いに
負担増となります。
雇用保険料率もそうですが、
新型コロナなどで医療費の増加も
あり、4月から健康保険料率の増加も
懸念されます。
これは市町村によって変わるものなので
こちらも注視すべき点。
また現在、政府は防衛費の増額として
法人税、所得税の一部の東日本大震災の
復興特別所得税、たばこ税の3つを
軸とする素案を示していますが、
負担増は避けられそうにありません。
う~ん。
今日は負担増の話ばかり書いてしまいましたが
いずれにしても企業側に大きく影響するもの
なので、利益の確保は大事な部分ですね。
そうすることで社員の給与アップにも
繋げられます。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社