アウンティングで労災認定も、、、。

数年前からアウンティングという言葉を

耳にするようになりましたが、

「アウンティングで精神疾患」を発症し、

その後、池袋労働基準監督署で国内初の

「労災認定」がされていたようです。

 

アウンティングという言葉を聞いたのは

一橋大学アウンティング事件。

法科大学院に通う学生が

同性愛者だと同級生にアウティングされ、

その後、校舎から転落死した事件。

パワハラ防止法でもアウティングは

パワハラとされ、企業での防止措置が

義務付けられています。

 

今回労災認定されたのは、

保険代理店に勤務していた20代男性。

面接の際、同性のパートナーを緊急連絡先

として伝えたところ、説明を求められたため、

自身が同性愛者だと明かし

「同僚には自分のタイミングで知らせたい」

としていたが、上司が無断で女性従業員に暴露。

男性は女性従業員から無視されるようになり、

精神疾患で退職した。

(日経新聞より抜粋)

 

LGBTQなどの性的マイノリティに

関することは年々浸透され、

誰もが意識するものとなって

きましたが、精神疾患、労災認定

などの事実が出ると難しさを

感じます。

 

暴露した側はそこまで意識をしていない。

むしろ事実を伝えただけと思っている。

暴露された側は精神的苦痛を感じる。

 

昨今のSNSの投稿と同じような気がします。

追い込んでしまって、気づいたときには

取り返しのつかない状態となっている。

 

企業側とするとコンプラ研修を含む

教育とアンケートやヒアリングなどの

事実確認で定期的に状況を把握する。

 

相手を侮辱すること、人格否定に

なっていないか、自分の発言を

改めて見直す必要があります。

 

 

パワハラの定義(厚生労働省より)

職場のパワーハラスメントとは、

職場において行われる

①優越的な関係を背景とした言動であって、

②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、

③労働者の就業環境が害されるもの

 

 

福井の社会保険労務士

シナジー経営社会保険労務士法人

シナジー経営株式会社

 

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