本日、10月11日から「全国旅行支援」が
始まります。
1泊あたりの宿泊代が最大で40%（最大8000円）
の割引+最大3000円相当のクーポン券が
利用できるお得な制度なので
利用を考えている方も多いと思います。
また、外国人の個人旅行など水際規制の
緩和＆円安の影響でインバウンド需要も
高まります。
旅行者にとっては嬉しい制度ですが、
旅行業者や観光業者にとっては
嬉しい反面、忙しくなり、社員が疲弊する
という声も聞かれます。
実際、コロナ禍で休業していた会社が
週4勤務を週5に戻した際に社員から
「週4勤務で休んだ1日分は、休業手当を
もらっていたのに、今は週5で忙しくなり、
体力的に厳しい。また残業も月20時間。
何とかなりませんか？」
と言われたこともありました。
コロナ前は月20時間の残業は定期的に
あったようです。
このような制度をきっかけに
徐々に経済が回復し、
売上・利益の向上、賞与も
出るようになるわけですが、
急に忙しくなると、
体力的に負担がかかったり、メンタル面で
影響が出たりして、なかなか難しい面も
あります。
個人的には税金を投入して、経済回復の
きっかけにすることは賛成ですが、
こういった声が出るのは贅沢な考えだなと
思うこともあります。
とは言いながらも実際に社員が疲弊する
という声があるのも事実。
上記の例で言うと、丁寧に説明して
状況をわかってもらう必要があります。
今回の旅行支援、必要な声掛け、対策を打ち、
嬉しい悲鳴で何とか乗り切りたいものです。
福井の社会保険労務士
北出経営労務事務所/シナジー経営株式会社
雇用調整助成金や補助制度、旅行支援など
税金（保険料）を投入する
こういった面もあります。
