入社後のギャップはなぜ起こる?
気になるテーマをエンジャパンが
発表しました。
サマリーは以下の通り。
調査結果 概要(20代・30代 900人調査)
★ 約9割が「入社後にギャップを感じた
経験がある」と回答。
良いギャップ・悪いギャップいずれも上位に
「職場の雰囲気」「仕事内容」がランクイン。
★ 半数以上が「事前に防げるギャップでは
なかった」と回答。
★ 約7割が、入社後ギャップが理由で転職を
考えた経験あり。
転職を考える原因になったギャップ、トップは
「職場の雰囲気」「仕事内容」。
入社後のギャップは多少はあると思いますが、
具体的に見ていきます。
1.良いギャップも悪いギャップも
「職場の雰囲気」と「仕事内容」が上位
「想定より良かったギャップ」の上位に
挙がったのは「職場の雰囲気」(40%)と
「仕事内容」(31%)。
一方、「想定より悪かったギャップ」でも、
「仕事内容」(39%)や「職場の雰囲気」
(38%)が最も多くの票を集めました。
・ポジティブな面では「人間関係が良かった」
「思ったよりも業務が興味深かった」と
いった声がある一方、ネガティブな面では
「実際の仕事量が多い」「社内の人間関係が
悪かった」といった問題が目立ちます。
・特に女性は男性よりも「仕事量」や
「勤務時間・休日休暇」を“悪いギャップ”
として挙げる割合が高い結果でした。
2.半数以上が「事前に防げなかった」
と感じている
入社後ギャップを経験した人のうち、
52%は「事前に防げるギャップではなかった」
と回答しています。
具体的には「部署によって雰囲気や残業時間が
全く違う」「暗黙のルールが多く、外からは
見えにくい」などの理由が挙げられました。
・事前にもっとチェックしておけば良かったと
感じる項目としては、「社員面談」(39%)や
「求人サイト・口コミサイト」(34%)、
「職場見学」(33%)などが挙げられています。
とはいえ、実際には各個人の体感や部署ごとの
差も大きく、完全にギャップをなくすのは
難しいようです。
3.ギャップが原因で転職を考えた人は
約7割
入社後ギャップが理由で転職を検討した経験が
ある人は全体の67%にのぼり、そのうち34%は
実際に転職に踏み切っています。
転職を考える原因になった一番の
ギャップポイントは、「職場の雰囲気」
「仕事内容」(34%)、「給与」(33%)でした。
・「挨拶が少なく、歓迎されていないように感じた」
「業務内容が面接時の説明と大きく異なり、
市場価値を高められないと判断した」といった
生々しい声も寄せられています。
上記のことから
・採用プロセスの情報開示を徹底すること
・入社後のフォロー
の2つが不可欠なのは言うまでもありません。
職場全体で企業価値を上げていく、よりよい
職場環境にしていくという意識が必要ですね。
福井の社労士
シナジー経営社労士法人
シナジー経営株式会社